短歌集第3作

1. 柔らかな空見ておれば遥かなる雲の奥にぞ夕日沈める 2. そよ風は吹きてぞ青葉優しくも揺れたる中に空の薄雲 3. 西見れば今日の光を放ちつつ夕日沈みてあたり暗しも 4. 広場にて親子の共に遊びては繁き青葉ぞ揺れることなき 5. ややもして夕日は沈みつつあ…

短歌集第2作

1. 道沿いの明るき店に人々は憩いてその口頻りに動く 2. 目の前を車激しく行き交うに側に立ちたる木々は静けし 3. 閉まりたるお店の上に闇の空我を覆える遥かなること 4. 建物の明るき光見ればなお道に並べる木々は寂しき 5. 大きなる建物囲む光ども見れば見…

初期短歌集

春1. 見る先に若葉つけたる木々ありて日はぽかぽかと道に明るし 2. 青空に上るお日様前にしてまぶしいながら道にたたずむ 3. 家々の並ぶ先には桜花明るい道に猫は遊べり 4. 行く先にけぶれる桜ありにけり光の満ちるお昼寝の時 5. 道行けばとどろくばかり音の…

書評集

2017-04-16/9784492314944「経済を見る眼」伊丹敬之(東洋経済新報社) 非常に参考になった。記述の明快さは哲学的訓練を受けているのではないかというほど際立っている。恐らく、この明晰性は論理の鋭さのみならず、著者が一般人の関心に非常に深く通じてい…